面接の流れでわかるポイント

忙しいという言い訳

よくあることですが、転職サイトから応募をしてから1週間経っても連絡がないとか、
応募書類を送付してから10日以上経っているけど連絡がないとか、
応募してみたはいいけど、連絡がない状況が続いていることってありませんか?

これは人事の職務怠慢といえる行為であり、企業ブランドを著しく低下させる行為です。
よくあるいいわけですが、選考者数が多数いたため選考に時間がかかりました。という企業は
まだ許せる範囲ですが、3週間程度経過してから面接に来てくださいというのは、あまりにもひどい。

理由として考えられるのは、内定直前のフェイズまで候補者が数人いたけど、
最終面接で落とされてしまったのか、内定を辞退されたのかという推測が立つ。
これは応募者が多数おり、書類選考をするのに時間がかかったという表向きの理由である。

しかし、実態は広告掲載が切れてしまい、採用コストが上がると判断をしたため、
プールをしておきたいという人事のエゴがそこには入り込んでいる。
広告掲載を繰り返していると、この会社は母集団の形成ができないと判断されて、
人材紹介会社や広告求人媒体からの営業がひどくなるのが目に見えている。

また、採用コストが高騰するということは、企業の利益を圧迫することになります。
アベノミクスの恩恵を受けて、求人が増えている現状がありますから。
最近では求人広告会社も人材紹介会社も同じことをいいます。
「これだ!という人材については、決定が早く、どの会社も逃がしやすい」ということ。

いくら大手の企業であっても、求人媒体から1日数十人が流入をしてくるだけであり、
転職回数や年齢などでガッツリと線引をしているため、1人につき数秒でジャッジをする。
応募者が多数という言い訳をしている理由は、採用担当者に決済権がないことで、
書類を回しているという昔ながらの企業がよく使ういいわけである。

ビジネスのスピードが早くなっているにもかかわらず、
採用担当には決定権がなく、部門長が決定権を持っているのであれば、
採用担当がもっと積極的に活動をする必要がある。

コミュニケーションをしっかりとって置くことや
今までの傾向と対策を分析することができていないから、
決定権を持たせないという企業もある。
この状態では良い人材の獲得というのは到底できず、
採用期間が長期化するか、妥協をして中途半端な人材を採用してしまう。

面接の質問で通過かお祈りメールかがわかる

これは都市伝説的なことですが、エージェントや転職サイトにも書かれています。
30分を超えると面接通過率がグッと上がるということを言われていますが、はっきり言うとそんなことはありません。

中途採用のポイントは自分の部下として使いやすい人材なのか、環境適応能力を兼ね備えており、すぐに結果を残すことができる人材なのかという2点です。
管理職候補や役員候補なども同じであり、上司が使いやすい人材を採用したがるのが、日本企業の古き悪しき習慣です。

即戦力ということを言っていますが、それは全く違います。
転職したことのある人であれば、こういうことがありませんでしたか?
会社が変わればルールが変わり、信頼関係もゼロベースで見直すことになるからです。
大手企業の看板を背負っているときはいろいろと聞いてくれたけど、ベンチャー企業では手のひらを返して、話を聞いてくれないってこともザラにあります。

また、求人票に書かれていることをしっかり理解している人事も少ないというのが特徴です。
現場の状況が刻々と変化をしているにもかかわらず、求人票は1ヶ月以上も前の内容だったりしますから。
面接の時に話が違うなって感じたり、あれっ!?趣旨が違う???となることもあります。
これは面接時に気の利いた面接官であれば、断りを入れながら話をするのですが、たいていの場合については、ほとんど話をしないで面接をするため、
後日このすれ違いがギャップとなってしまうことを知っているのはほとんどいません。

面接官の質問力やインタビュー力によって左右されることがあるのですが、ほとんどの場合については共通なポイントがあるんです。
これで通過かお祈りメールが届くかという判断がその場でできてしまいます。

お祈りメールが届く確率が高くなる質問というのは、能力に関係のない質問をすることです。
今までのスキルであったり、これからのキャリアプランなどというのは、能力やスキルを確認して、過去、現在、未来をつなげる作業です。

能力に関係のない質問をしてきた時には、お祈りメールが届く確率がグッと上がります。
これは面接官の中でジャッジメントをしており、お客様扱いをしだしたことを意味しています。
気持よく帰ってもらおう、エンドユーザーになるかもしれないから面接のていを守ろうというものです。

もし候補者として残っている場合については、もっと深堀りをしながらいろいろな質問をします。
業務に対してどんな経験をしているのか、どんなプロジェクトに関わっているのか、どんな規模でどんなポジションでやってきたのか、そこから得られた事はなにか、どういうことが当社で使えそうかということを判断するために、根掘り葉掘り聞くのが鉄則です。
なんで、なんで、なんで…と繰り返す理由は、もっと知りたいという現れです。

簡単な質問ばかりをされて、職務内容や経験、スキルについてあまり話をしないということは、有力視をされていないことを意味しています。

面接官が聞く鉄板の質問としては、年収、入社日は確実に聞きます。
理由としては年収については、人事と相談をしながら、全体とのバランスを取るかたちになります。
入社日については人事への書類の提出や社内稟議などが必要になるため、聞いていきます。
ここで伝えた入社日が守れないこともありますので、そういう時は人事へ相談をしてください。

また、企業のエゴで1日でも早く入社をしてほしいということを言われますが、厚生年金や健康保険料などを引かれて、赤残にならないようにしておかないと、最初の給料日にまさかの振込という悲劇があるので、注意をしてください。

能力に関係のない質問ばかりをされたり、年収や入社日について触れないということはあなたは選考の対象外になっていることが確実視されますので、後日、お祈りメールが届くことになるでしょう。

積極的に切り返しをしていく

面接はコミュニケーションですから、上手いタイミングでカウンターパンチを出すことができる。
的確にクリーンヒットをすることができるのであれば、再評価の対象になり、逆転通過ということも考えられることになるでしょう。

まずは流れをしっかりと読み、会話を断ち切らないようにしましょう。
突拍子もないことを言ってしまうと、そこで終了の合図が出てしまう可能性もあるので、流れをしっかりと見ながら、切り札としてこちらから仕掛けていきましょう。

面接官に対して質問があることを伝えてから、質問をしないと減点対象にもなりかねないので注意してください。

例えば人事領域での話ですが…前職では採用、研修、教育、評価、労務管理など幅広く経験を積んでいますが、
今回の求人の内容でも採用、教育研修、評価、労務管理のエリアで、今一番急務になっている分野というのは、どこでしょうか。

などと質問をしてみるといいでしょう。

ここでのポイントは自分の経験やスキルと求人の内容がマッチしていることをさり気なくアピールすることができるのと、再評価をしてほしいということを伝えます。
また、質問は端的にわかりやすくすることを忘れないで下さい。

長い質問をしてしまうということは、ビジネスパーソンとして失格です。
ホウレンソウの際には、自分の意見を入れながら、提案をしたり、わかりやすく端的に話をすることが求められます。

最後の質問まで粘ることもいいのですが、ちょっとしたサインをしっかりと見極めて、どうしても通過したいと思っている会社であれば、こういう奥の手を使うことで、大どんでん返しにつながることもあります。

面接は相手の表情やサインをしっかりと見極めることが必要なんです。
時間が30分を超えたからいいとか、アピールが出来たからいいという手応えのあるときこそ、お祈りメールが届く確率がグッと増える事になります。

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careercreator

1978年生まれ。米国大学院卒業後、仕事でエージェント/企業内人事/研修講師/採用広報/能力開発・人材育成のスペシャリスト/経営企画として活躍。 個人では、キャリアクリエーター/ディスカッションパートナー/ミーティングコンサルタント/経営の家庭教師/転職の家庭教師/パーソナルプロデューサーとして活躍。

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